まず最初にいいなぁ、と思ったのが、ホンダのフリードです。
私たちの欲しい車は、
普段は、3人乗れれば十分。
子供のバスケットボールの送り迎え(試合など)のときに7、8人(しかも子供)が載れれば十分。
で、燃費が良く、維持費の安い車。
ということだったので、ホンダのフリードはまさにぴったりの車でした。
あと、大事な条件を忘れていました。
運転が苦手な妻でも、気軽に運転できる車。
これら全ての条件を満たしているように見えるフリードですが、実はそうでもなかったようです。
フリードのメリット
まずはフリードのメリットですが、
・コンパクトなのに、最大7人乗れる
・燃費がいい(ハイブリッドもある)
・運転がしやすい
といったところですが、まずは、妻が運転できることが一番の条件となっています。
(なんといっても、今回の車の買い替えの一番の発起人は妻ですから)
トヨタのヴィッツとか、ホンダのフィットレベルなら運転はできるそうですから、フリードでも多少大きさはあるものの、許容範囲ではないでしょうか。
コンパクトなのに、7人乗れるところもうたい文句なので、OKです。
もちろん、燃費も良く、JC08モードで16.6km/l、ハイブリッドなら21.6km/lと満足なレベルです。
フリードのデメリット
残念ながら、フリードにもデメリットはありました。
私が考えたフリードのデメリットは
・価格が高い
・参列目シートが跳ね上げ式
・中古車で考えた場合のメリットが少ない
といったところです。
まずはフリードの新車での価格ですが、G(基本装備のスタンダードモデル)の6人乗りでも1,698,000円からです。
パワースライドドアがついたGジャストセレクションや、Gエアロでは200万円越え(場合によては230万円以上)も覚悟しななればならず、冷静に考えて1500CCの車で、200万円越というのは納得しがたい状況でした。
新型フリードに関しては、ハイブリッド仕様のHybridジャストセレクションというのがあるのですが、これだと、7人乗りで2,326,500円からとなっていて、ハイブリッドのメリットを享受して、ガソリン代で元を取るまでに何年なかるのだろう???と考えてしまいました。
3列目ーシートを使わないときに、跳ね上げ式になっているのは、以前のステップワゴンや他社のミニバン(セレナ、ボクシー、ノア)でも標準的な仕様なのですが、ただでさえ室内が狭いフリードにとって跳ね上げ式のシートはかなり圧迫感がある(と私は感じました)。
最後に中古車で考えたときのメリットが少ないに関してですが、これは私の主観がかなり入るかも知れませんが、1300CCや1500CCなど排気量の少ない車では軽量化に重点が置かれていて、ボーディーやシャーシの丈夫さなどの優先順位は、2000CCクラス以上の乗用車と比較すると、犠牲になっている部分があると思います。
新車のうちはあまり差は感じないかも知れませんが、これが中古車となってくると、丈夫さに重点を置いて作られて車と、軽量化に重点を置いて作られた車といでは、年数や距離数が増えたときの車の状態が変わってくると考えました。
(実際、ディーラーの方と話をしたときも、排気量の多いちょっと高めの車の方が、丈夫に作られていて、寿命も長いと言っていました。)
車自体の価格を考えたら仕方がないことかも知れませんが、一度買ったら、長く乗りたい!と考えている私たちのニーズとは合致しないのかなぁ、と思ました。
結局のところ、フリードってどうよ?
結論として、フリードってどうなの!?
というのが、一番気になるところです。
よく言えば、コンパクトなサイズで、7人乗りまで実現した実用的な車。
悪く言えば、広さも大きさも中途半端な車。
フリードと同じような車をトヨタや日産で探そうとしたのですが、実を言うと見つかりませんでした。強いて言えば、トヨタのシエンタです。
はいだしょうこさん(NHKおかあさんと一緒の元うたのおねえさん)がCMをしていたシエンタです。
テレビCMや、カタログを見ると、一見何でも揃っているようで、とてもバランスが取れている車に見えますが、厳しく言ってしまえば、どれも中途半端。
広さもステップワゴンなどのミニバンと比べてしまえば、かなり狭いですし、大きさや燃費もフィットとは比べ物にはなりません。
結局どっちつかずの車になってしまったような印象を持ってしまいました。
そんな中でも、一番のポイントは、1500CCにしては高いということでした。
ちょっと偏見もあるかも知れませんが、やっぱり1500CCは2000CCクラス以上の車と比べると、丈夫さとか耐久性の点では劣ってしまうように思います。
中古車での購入を検討していたことと、一度買ったら長く乗りたいと思っていた私たちのニーズには、残念ながらフリードは合いませんでした。